大手企業よりも40%の人件費削減に成功。柳井工業のカラクリをお伝えします。

ありがたいことに、多くのお客様から「柳井工業さんって良心的な価格ですよね」とおしゃっていただけます。

実は、弊社にはこだわりの運営スタイルがあるのです。

大手に比べて人件費を40%カットできている秘密を、こちらでお伝えしていきますね。

今回は、プラント業界をはじめて知る方よりも、すでに同じ業界に身を置いている方向けになっています。

目次

  1. 大手企業の基本スタイル
  2. 柳井工業の運営体制。人件費40%の削減に成功!

大手企業の基本スタイル

いきなり結論にはなりますが、大手企業と弊社を比較してみました。かんたんに目で見て分かるように、図解を用意してきました。

4年に1度に行われる、定修工事を想定としています。

大企業_色分け(修正②)

・責任者 1人
・チーフ 1人
・監督 4人
・品質管理 1人
・安全管理 1人
・資材担当 1人
・作業指揮者 4人
・作業員 20人

プラント業界に身を置いている方は、すでにご存知だと思います。改めてこうしてまとめると、結構な人数です…。さらに、工事現場によっては1機械1監督を付けるケースもありますよね。

対する柳井工業では、次の体制で運営しています。

柳井工業の運営体制。人件費40%の削減に成功!

柳井工業Ver(一部修正)

・責任者 2人
・作業指揮者 4人
・作業員 20人

極限にシンプルです。

大手企業に配属されている、チーフ・監督・品質管理・安全管理・資材担当は、基本的に責任者の2人が担っています。

大手企業に比べ、責任者の業務の幅は広がってはいますが、作業指揮者の4人が優秀でとても心強く、この人数でも十分なのです。

この結果、大手企業でかかる人件費の約40%をカットに成功。

お陰様で多くのクライアントさんから、よろこびの声が届いております。「柳井工業さんって品質もよくて、コスパ最高だね」とおしゃっていただきました。

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メンバーの負担を配慮しながら、減らせるところは極限に減らす。お客様と長期的な関係性を保つために、このスタイルに行き着きました。

今回を機に、少しでも柳井工業のスタイルが伝わっているととうれしいです。

取材 / 文:ヌイ(@nui_nounai)

プラント業界の闇③:支店による「多重下請け構造」

これまで、「プラント業界がよくならない理由」をお伝えしてきました。これからも連載という形で、実態を発信していきます。

第1回:プラント業界のからくりと闇
第2回:下請け企業の劣悪環境

今回も派生させ、「支店による二重取り構造」に焦点をあてます。少し複雑なので、図も用意しました。

もしあなたがプラント業界の人であれば、「やっぱり闇だよね…」と共感していただけたり、「そんな実態あるなんて知らなかった…」と新発見になるかもしれません。

まずは前提情報から進めていきましょう。

目次

  1. おさらい:プラント業界は「多重下請け構造」
  2. 二重取り構造をするA社。それに気づかないお客様
  3. 柳井工業は、少しずつこのからくりをぶっ壊しています

おさらい:プラント業界は「多重下請け構造」

第一回のnoteでも書いたのですが、プラント業界は人を集めるために、数々の協力会社から人材を募っています。

つまり、多重下請け構造となっているのです。

二重取りなし

1. A社がお客さまから受注をした
2. 人手が足りないので、B社へ人員を募集する
3. B社(協力会社)でも人手が足りないので、C社へ人員を募集する
4. C社(協力会社)でも人手が足りないので、D社へ人員を募集する

※詳しく知りたい方は、1回目の記事をご覧ください。

こちらの構造はご理解いただけましたか?それでは、今回の本題に移りましょう。

二重取り構造をするA社。それに気づかないお客様

今回の本題は「支店による二重取り構造」です。まずは図解で仕組みの説明をいたします。

二重取り構造PNG

注目してほしいのは「A社の支店が介入している」ことです。つまり、A社による「二重取り」が起っています。

先ほどの「おさらい」で紹介した時、A社からD社まではすべて別企業でした。基本は、別会社で依頼するのがマナーです。

では、どうしてA社(一次受け)とB社(二次受け)の間に、A社の支店が入るのか。大きく2つの理由が考えられます。

1. 同じ会社なので情報共有がしやすくスケジュールが組みやすい
2. A社全体で売上目標がある(未達の場合なんとかして達成したい)

1の情報共有がスムーズな点は、やはり大きいみたいです。支店のスケジュール感を掴めるので、指示も連携もしやすい。

2の問題は、結構深刻。A社もA社の支店も、それぞれ売上目標を持って仕事をしています。そのため、支店はA社にお願いをしてマージンを取ることもある現状です。B社の間に入る支店ですが、いつもならB社が担っている業務内容です。

さらに気の毒で恐ろしいのは、A社に依頼したお客様はこの実態に気づいていないこと。

先ほどの図で言えば、本店が支店に500万円を上乗せして請求しています。つまり、お客様は知らずにA社のグループ会社へ、想定よりも500万円多く支払っているのです。

柳井工業は、少しずつこのからくりをぶっ壊しています

プラント

ここで私たちのお話をさせていただきます。

二重構造の取っ払うために、柳井工業は「必ずスケジュールを確保するので、支店を挟まないようにしてほしい」と、率直にA社に提案しました。

この件で、とある一次受け企業の支店には嫌われ、取引がなくなりました…。ただ、それでも良かったと思っています。

支店の二重取り構造を取っ払うことで、お客様は余計なマージンを取られませんし、A社の売上もぐっと上がりました。三方よしが叶ったのです。

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今後も、「二重取り構造」をすこしずつ壊していきたいです。そのためには、まずはこうして現状発信をすることから始まると考えています。

今までのnoteにも「プラント業界の闇」について触れてきています。今後も連載で綴っていくので、気になる方はぜひ下記でご覧ください。

第1回:プラント業界のからくりと闇
第2回:下請け企業の劣悪環境


取材 / 文:ヌイ(@nui_nounai

協力会社を大切にする会社が、もっともっと増えてほしい。

プラント業界は、たくさんの職人さんがいます。人材不足な業界だからこそ、たくさんの協力会社さんが必要不可欠です。

長年プラント業界に身を置いている私ですが、「もっと協力会社にやさしい会社」が増えて欲しいなと思うばかりです。

・出張で全国各地にいく必要がある
・人間関係が煩わしい
・単調な仕事の繰り返しで面白みを感じない

このような理由で、プラント業界を去った人をたくさん見てきました。実際に現場にい方も、そう感じることがあるのではないのでしょうか?

かつては柳井工業も、協力会社さんに対し不遇な対応をしていたこともあります。ただ、現場の声をしっかり拾い、10年ほど前から改善をしてきました。

今回は、現場のこころの声と柳井工業がやってきたことを、こちらでまとめていきます。

飲みニケーションで気づいた、本当の不満

先ほど、辞めていく3つの理由をお伝えしましたが、現場の要望はもっと深くにありました。

飲みニケーションでわかったことを、以下でまとめますね。

1.出張で全国各地にいく必要がある
↪︎じつは、出張自体に不満はそこまでなく、問題は宿や環境。与えられた宿舎が2〜3人部屋で、仕事が終わってもプライベートの時間を確保できない。

2.人間関係が煩わしい
↪︎担当者や監督、一緒にいる作業員がころころ変わる。指示の仕方も高圧的で、こちらへの思いやりも感じない…。

3.単調な仕事の繰り返しで面白みを感じない
↪︎はじめて方は監督も「若いから、信用できない」と単調な仕事のみを依頼。ただ職人さんということもあり「自分だってできるのに…やりたいのに…」と不満を抱く。

このように不満の因数分解をおこなった結果、「人間関係」といっても、どこで煩わしさを感じているのかが、より鮮明に見えてきたのです。

柳井工業で行なった改善策

「辞めて行く会社は、辞めてしまえばいい」
「協力会社はたくさんある。相性がいい会社と組めばいい」

もちろん、このように考えても問題ありません。実際に、こう考えている企業さんもたくさんいるのも事実。

ただ、改善をしないければ、協力会社が弊社に不満を抱えたままになってしまう。このままだとダメだなと思い方針をガラッと変えました。

・1人部屋を提供しプライベートの時間を確保する
・協力会社でも客先を選べるようにする
・伸びしろがある方にはむずかしい仕事でも振ってみる

順に解説していきます。

●1人部屋を提供しプライベートの時間を確保する
弊社では必ず「一人部屋」を約束しました。たとえ予算が合わなかったとしても、多少の無理をしてでも確保しています。

その結果、自分の時間を持てるようになりストレスがぐっと減り、仕事のパフォーマンスが上がったとよろこんでいただけるように。おもしろいことに、「宿が快適だから!駅近だから!」と、行きたい人がむしろ増えています。

●協力会社でも客先を選べるようにする
協力会社側で、現場や担当者を選べるようにしました。これまでは変則的でしたが、改善後は同じ担当者や監督でチームを組んで施工しています。また、協力会社想いの担当者と監督を選んでます。

うれしいことに、「働きやすい環境になった」という声が増えています。人間関係のもつれがないので、休憩所でも、みなさん明るく会話も弾んでいます。現場がパッと明るくなりました。

●伸びしろがある方にはむずかしい仕事でも振ってみる
長らく職人をやっていると、2、3日で職人の仕事ぶりが見えてきます。「この人は真面目でコツコツとやってくれそうだな」や「この人はもっと大きな仕事を任せても問題ないな」と見えてくるのです。

そんな伸びしろがある方には、単調で誰にでも任せられる仕事から、分解や組立という高度な技術を用する仕事をお任せしています。こちらとしても、とにかく仕事を覚えてもらいたい、魅力を知ってもらいたい、楽しんでもらいたいと願っているからです。

結果的に、自発的な若手の方が増えてきました。「仕事がたのしい」と言ってもらうことも増え、弊社もとてもうれしく思います。

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さまざまな不満があった過去ですが、実は、苦労しました。社内で大きな衝突や批判を受けることも…。

それでも、改善してよかったです。協力会社さんからは、いつもうれしいお言葉をたくさんいただいています。

今のプラント業界は、人材不足。そのため協力会社さんがいて、1つ1つの仕事が成り立っています。

お互いがいい仕事をするために。そして、いい関係性を築くために。そのためにも、柳井工業がお役立てできればと思います。

取材 / 文:ヌイ

辛かったけど、ありがとう。野村證券で学べた5つのこと

「辛かったけど、あの時経験しておいてよかった…」。

逃げたかったけど、後になって感謝に変わった経験、あなたにもありませんか?

私は「野村證券で働いた2年間」が、まさにその原体験です。

あの、ザ・体育会系で有名な大手証券会社。私は2年間、営業として従事していました。辛かったし、しんどかったし、プライドがズタボロになった瞬間も沢山あった。

それでも、2年間があったからこそ、社会人の基礎やコミット力、営業マインドを培えたなと。感謝の気持ちでいっぱいです。

私が何を学んだのか。備忘録として、このnoteにまとめていきます。

目次

  1. 1. 相手を巻き込むコミュニケーション力
  2. 2.数字・成果・利益へのこだわり
  3. 3.交渉力と営業力
  4. 4.前向きな思考力
  5. 5.プライドを捨て素直に取りくむ姿勢

1. 相手を巻き込むコミュニケーション力

野村時代にいた2年間、足腰を使い、飛び込み営業で西東京を回っていました。どんな会社にでも、とにかく図々しく、まずは飛び込んでいく。

相手がお医者さんや社長、議員といったお偉いさんが沢山いらっしゃいましたが、私は物怖じせずとにかく接触回数を増やしました。

相手にされず門前払いも数知れず。当時は若かったこともあり、とてもつらかった。

ただ、「どうやったらお客様の懐に入れるのか?」を悩みながら考え抜いた軌跡が、今とても活きています。

野村をあとにしてからは、異業界の「プラント業界」に身を置いています。未経験だった私は、0からのスタート。なので、知らないことばかりでした。

すべてが学びだと感じていた私は、周りを巻き込みながら、1つ1つ学んでいきました。同僚はもちろんお客様とも、とにかく沢山のコミュニケーションを取っていきました。

地道な努力が功をなし、最短で経営陣に食い込めるように。

また、プラント業界の職人は、1人前になるまでに10年かかると言われていますが、5年で登りつめることができました。野村時代の先輩が教えてくれたからこそ、最短距離で進めたんだと思います。

2.数字・成果・利益へのこだわり

野村の証券マンは、営業だけではなく「数字」にも強いです。

見積書の作成や収支を記録も自ら行います。その結果、自分の仕事で「どれだけ会社に貢献できたのか」が、数値で確認できるのです。それまで数値に弱かった私は、付いていくのに必死でした。

ただ、その経験もやはり柳井工業でも活きましたね。

プラント業界も多くは職人。職人の多くは「自分の目の前の仕事」ばかりに注力しがちです。ただ、それではチャンスは掴めません。

私は、野村の経験から「会社経営」も視野に入れていました。その甲斐あって柳井工業では、ありがたいことに先輩や上司の方から、さらに大きな仕事を任せてもらえるようになったのです。

3.交渉力と営業力

先ほど、野村の証券マンは数字が強いとお伝えしました。ただ数字だけではなく、営業マンということもあり、交渉力や営業力も凄まじいです。

必ず、お客さんがよろこぶ強力なメリットをお伝えし、お互いがWin-Winになるように交渉していきます。営業には想像力と思いやりも必要不可欠ですよね。

私は最近、ふとこう思いました。「どの職種でも、営業は大切だ」と。

職人になる前に「営業力」をゴリゴリに学んでよかったです。交渉と営業ができる職人が少なかったので、私の強い武器となりました。

4.前向きな思考力

長年仕事をしていると、いいことばかりではありません。

仕事で大きな失敗をしたり、お客様にお叱りを受けたり、目標が達成できなかったり…。すべてへこみますし、何度もくじけそうになりました。

ただ、野村のカルチャーには「失敗した数だけ成長できる」や「ミスしなかったら何も覚えられない」があります。失敗は改善すればいい。悩んでくよくよするくらいなら、解決策を考える。

ネガティブ思考があった私ですが、少しずつ「前向きさ」を得られるように。今でもそのポジティブマインドさに、助けられています。

今では経営者となった私。見渡すと、沢山の部下に囲まれています。

常々「失敗があっても大丈夫。解決策を探そう」と、部下に伝えています。野村時代、先輩が私にそう言ってくれたように。

5.プライドを捨て素直に取りくむ姿勢

私は、いい意味でプライドをズタボロにしてもらいました。

野村には優秀な人はもちろん、熾烈な争いに勝ち抜いた方が沢山集まっています。東大・京大出身はもちろん、元オリンピック候補選手、元大手企業出身など…。

そんな彼らでもとにかく鼻をへし折られ、人生のリセットボタンを押されます。結果がでないんです。どんなにがむしゃらに打ち込んでも、目標達成には到底敵わない。…野村證券の誰しもが通る道です(笑)

辛かったですが、厳しく言ってくれた先輩や上司には、本当に感謝しています。頭が上がりません。

未経験でプラント業界に飛び込んだ時、プライドがほぼない状態で挑めたからこそ、年齢構わず目の前のことに没頭できました。

私は「年下に教わりたくない」「元大企業で働いていた」といった見栄や過去の栄光を捨て、仕事ができました。また、未熟だからこそ、貪欲にお客さんや同僚に、「教えてください」と素直に伝えてきました。もし、過去の成功体験を忘れられず、しがみついていたらと思うと、ぞっとします。

時に、プライドは挑戦を阻みます。できることなら、今後もプライドはゼロでいたいです。

・・・

「あの頃に戻りたいですか?」と言われたら、おそらく「ノー」と答えるでしょう。

ただ、仕事への情熱や姿勢、貪欲さ、周りを巻き込む力は、野村から教えてもらえました。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。

これを読んだ若い人からは、「無理、耐えられない…」と思われそうですね。ただこれだけは伝えたいのは、20代〜30代に学んだことは、自分の糧になり資産になります。そして、精神力を鍛えてくれますよ。

それでは今日はこの辺で。誰かの力になれたらうれしいです。

今日もたのしく仕事をしていきます。

取材 / 文:ヌイ(@nui_nounai)